肝疾患診療連携拠点病院とは
肝炎ウイルス検査で陽性と診断された患者さんは、症状が無くても、以後医療機関で定期的に診ていく必要があります。また専門医のかかわりも重要です。厚生労働省は都道府県における肝炎検査後肝疾患診療体制に関するガイドライン(平成19年1月27日)において、各地域での肝炎診療体制の確立推進を示しました。 石川県ではこれに基づき、平成20年4月1日付けで金沢大学附属病院を石川県肝疾患診療連携拠点病院に選定しています。また現在県内22医療機関が肝疾患専門病院として選定されています。
肝疾患専門医療機関には
- 専門的な知識を持つ医師による診断(活動度及び病期を含む)と治療方針の決定
- インターフェロンなどの抗ウイルス療法
- 肝がんの高危険群の同定と早期診断
が可能であることが求められ、肝疾患診療連携拠点病院は上記に加え、
- 肝疾患診療に係る一般的な医療情報の提供
- 都道府県内の肝疾患に関する専門医療機関等に関する情報の収集や紹介
- 医療従事者や地域住民を対象とした研修会や講演会の開催や肝疾患に関する相談支援に関する業務
- 肝疾患に関する専門医療機関と協議の場の設定する
ことがその使命であります。